蜂の巣駆除には、自分自身や家族の安全を守るために最善を尽くさなければなりません。蜂はとても繊細な生き物ですから、少しでも余計な刺激を避けて駆除するために適した時間帯も考慮する必要があります。具体的にどんなタイミングで蜂の巣駆除をすべきなのか、理由を合わせて詳しく解説します。
蜂が活動する時間帯を避ける
巣を利用している働き蜂は、午前6時頃から巣を離れ、夜の21時前後には巣に帰るというパターンで毎日を過ごしています。つまり6時～21時の間に蜂の巣を駆除してしまうと、せっかく取った蜂の巣の中に蜂がほとんど入っておらず、意味を無くしてしまうことになるのです。帰宅した蜂があるはずの場所に巣を見つけられないと、強い刺激を与えてしまうことになりますから、反撃を受ける可能性も強まってしまいます。特に家の周りにある蜂の巣を駆除するというケースにおいては、行き場を無くした蜂が自宅近くを右往左往しはじめてしまうという状況を生み出す恐れがあるため、蜂の不在時に巣を駆除することは避けましょう。
最も狙い目になるのは夜間
働き蜂の行動パターンから、21時～翌6時頃までという蜂が巣の中にいる時間帯を狙うことが最も狙い目で効果的なことは分かりましたが、その中でも特にチャンスの時間帯はいつなのでしょうか。答えは蜂が巣に帰って一息付いた23時頃から、日が上がるよりも前というタイミングです。この時間帯を選べば、巣から出払っていた多くの蜂が戻っている可能性が高く、一網打尽にできる可能性が強まります。また、蜂は暗闇の中では方向感覚を失いやすく、日中ほど自由に飛び回れないという特徴を持っています。巣を脱出しようとしても上手く飛べず、反撃できないことも人間にとって追い風になります。夜間なら駆除の最中に外部から蜂が戻ってくる可能性も低くなり、安全に除去作業を進めやすくもなります。
夜間の駆除には注意が必要
深夜を選んだほうが蜂の巣の駆除をしやすいことは事実ですが、暗闇に弱いのは人間にとっても同じことですから、夜間に自力で駆除を進めることには深く注意しなければなりません。蜂から反撃を受けるリスクが下がったとしても、除去の途中で脚立から落ちてしまったり、足場を確認できずに転んでしまったりしてケガをしてしまう可能性は十分に考えられます。自力で駆除を目指す際には、明るい間に足場を整えるなど準備を完了させておき、位置関係についてもしっかりと整理しておくことがおすすめです。また、少しでも危険やリスクを感じるのであれば、自力での駆除は諦めて、蜂の巣除去に精通している専門業者の力を借りることを検討しましょう。
まとめ
働き蜂は6時から21時頃にかけて巣を留守にする修正を持っていますから、この時間帯に駆除をしても蜂を取り切れず、反撃されるリスクがあります。多くの蜂が巣に戻った23時頃から駆除を行うことによって、蜂を一網打尽にし、なおかつ安全に蜂の巣を駆除しやすくなります。しかし暗闇の中での作業には人間にとってのリスクも付き物ですから、危険を感じた場合は専門業者に駆除を依頼しましょう。