青空 (Trigger Line)
「マーチ!」「タマゴよ、みな鳥になれると思うな」 (世界名作小劇場)
VOICE (CAPTAIN CHIMPANZEE)
かけちがい (マシュマロ・ウェーブ)
そまりえ (黒色綺譚カナリア派)
イグアナの娘、たち・Ⅱ (テラ・アーツ・ファクトリー)
夏の夜の夢 (赤坂RED/THEATER)
ゆんぼーさんが来る (play unit-fullfull)
青空 (Trigger Line)
イグアナの娘、たち・Ⅱ (テラ・アーツ・ファクトリー)
ゆんぼーさんが来る (play unit-fullfull)
静かだけど、しっかりと芯の通った舞台でした。
子供の頃のトラウマのせいで聴覚障害になった女性。
相手の話を聞いてない親子、夫婦、恋人。
身体のパーツを愛する男。
他人の噂話が大好きな女。
傷ついたふりをしながら相手の気持ちを転がしてる女。
登場人物のそれぞれの話が、後半に掛けて
だんだんと一つにまとまっていくような感じ。
声は聞こえているのに、つながらない気持ち。
悪意と被害妄想、思い込み。
船の上のような不安定なバランス。
聞こえないこと以上に閉ざしてしまったこころ。
窮地を救ってくれる仲間。
役者さんが皆すばらしかったです。
堀越涼さん、柿喰う客終了後すぐだったのに、彼の世界が出来てました。
大塚秀記さん、様々な役柄を熱っぽく演じておられました。よかったです。
芹沢役の窪田道聡さん、さわやかな演技で、ラストに巧くつなげていました。
森役の印宮伸二さん、肩の力の抜けた自然な演技でした。
佐々木なふみさんのふとした仕草や言葉が光っていたし、
佐々木富貴子さんは本当に変だし、巧いです。
中村真季子さんの演技がひとつの軸をしっかりと作っていて、
太田みちさんが悪意の塊のような役どころを熱演し、
両角葉さんが開き直った芯の強さをじりじりと見せる。
清水那保さんが天使と小悪魔を演じ分けて、黒さを滲み出している。
すべての役者さんが、自分の位置づけをしっかりと焼き付けている感じを受けました。
舞台美術と照明が美しく、音響が抜群の効果を醸し出ている。
ドアを上手に使っていく場面転換は面白かった。
良質の素材を丁寧に織り込んだような芝居でした。
繊細だったり、投げやりだったり、
純粋だったり、計算ずくだったり、
透き通っているのに、どろどろしていて、
ふわふわしているのに、ピーンと一本太い線が通っていて、
全体を不器用さが覆いつくしている。
観終わった後も、いろいろと考えさせられる。
脚本~演出、ただならぬ才能を感じました。
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