[公演]

かもめ (公演終了)

公演の感想(詳細)

ryo
2008/6/22() 18:38
観劇日
2008/6/21
満足度
3.0
ストーリー
5.0
演出
2.0
キャスト
4.0
音楽
0.0

ここ数年来の夢のひとつであるアルカージナ=麻実、トレープレプ=藤原の実現を目にすることが出来た。大抵はトレープレプとニーナの踏みにじられた取り戻せない切ない青春という感じでウェットに演出されて反吐が出そうだった。近年上演されるかもめはやっと喜劇らしくなってきた気がしていた。そういう私も幼い頃は悲劇的なお話と思っていたが。しかしアルカージナ役がニーナ役より華やかで存在感ががっつりあればば、そんな情けないお話にはならないはず。麻実のアルカージナは私見では最高のアルカージナ。ニーナよりはるかに魅力的で自信満々。藤原はやや硬くて神経過敏でマザコンの雰囲気はよく出ていたものの、恋の情感はいまひとつ。鹿賀のトリゴーリンはかなり老けて見えた。全体の演技の硬さや生臭くない雰囲気は演出のせいかもしれない。突き放したような冷たさが漂っていて、人間の体温を感じるドラマを感じない。多少出来がよくなくても演出の戯曲を抱きしめるような愛を感じたいものだ。「かもめ」は初めての観客が多かったらしく藤原が出ていないところでは寝ていたり芝居が終わったのに気づかない人が戸惑っていた。

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