春琴

| 劇団・団体 | テアトル・ド・コンプリシテ |
|---|---|
| 公演期間 | 2008/2/21~2008/3/5 公演終了 |
演出家サイモン・マクバーニー率いるコンプリシテと世田谷パブリックシアターの共同制作で放つ新作『春琴』が、08年2月に登場。谷崎潤一郎の「春琴抄」「陰翳礼讃」をもとに、新たな谷崎ワールド、日本の姿に迫ります。
95年に初来日したマクバーニーは、日本の生活様式に溶けこんだ“陰翳の美”の魅力を説いた谷崎のエッセイ「陰翳礼讃」に出会い、その批評性に共感し、日本文化への憧れを強めたといいます。その後も、谷崎の描く日本と現在の日本のギャップと連続性に強い興味を示し、谷崎への関心を深めていきました。彼が谷崎作品の中でも特に惹かれたという一作が、今回モチーフとなる「春琴抄」。19世紀の大阪を舞台に、盲目の三味線師匠・春琴と、彼女に異常なまでの献身ぶりを見せる奉公人・佐助の主従を超えた愛を描いた、谷崎の代表作の一つです。これまでにも繰り返し映像化、舞台化がなされてきた「春琴抄」を、マクバーニーは今回、人間模様、深層心理をさらに掘り下げ、「陰翳礼讃」にも通じる日本人の価値観まで迫る舞台として構想。文楽や歌舞伎といった日本の伝統芸能の持つ様式美を取り入れながら、日本文化の本質をイメージ豊かに描こうとしています。
日本人キャストも、すべてが斬新な舞台に挑むにふさわしい実力派がそろいました。瑞々しさを失わずに多様な役柄を演じ、映画・舞台で活躍している女優・深津絵里、多くの演出家から厚い信頼を寄せられている新鋭・チョウソンハ、パリを拠点に演出家・俳優として活躍し、ピーター・ブルックのカンパニーでも存在感を見せるヨシ笈田。そして、『エレファント・バニッシュ』に出演した俳優陣からは、立石凉子、宮本裕子、瑞木健太郎、高田恵篤が参加。さらに、音楽監修も務める三味線奏者の本條秀太郎、女優・日本舞踊家としても注目を集める小鼓囃子方・麻生花帆も演者として登場します。多様な価値観のフィルターを通すことが可能な国際的な共同制作だからこそ描ける新たな谷崎ワールド、『春琴』。どうぞご期待ください。
(オフィシャルホームページ、Wikipediaなどより抜粋)
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