観に行く前にまずチェック!演劇初心者のための「舞台用語集」

「演劇には興味があるけど、専門用語が多くてよくわからない。」
そんな不安を解消する用語集。言葉の意味がわかれば、今よりもっと演劇が身近に感じられるはず。

あ行

アドリブ【あどりぶ : Ad-lib】
脚本に書いていないせりふをその場の状況に応じて即興的にはさむこと。
ラテン語の「ad libitum」の略で、「任意に」を意味する。
アフタートーク【あふたーとーく】
終演後、舞台上で演出家や出演者が、観客に対して公演が出来るまでの経緯や内容について話をすること。
アングラ演劇【あんぐらえんげき】
アンダーグラウンド演劇。
1960年代、既成の「新劇」に対するアンチテーゼとして、肉体や演劇空間のもつ力を重視した反体制的小劇場演劇のこと。
唐十郎、寺山修司、鈴木忠志、佐藤信らが、アングラ演劇を代表する存在。
唐十郎は、1970年に第15回 岸田國士戯曲賞を受賞している。
暗転【あんてん】
幕を下ろさずに舞台を真っ暗にし、場面転換を行うこと。
対義語は、「明転」。
板付【いたつき】
幕が開いたときや暗転から明かりがついたときに、出演者がすでに舞台上にいること。
もしくは、その役を指す。「板」とは舞台を意味する。
1ベル【いちべる】
開演5分前の合図のベル。
ロビーにいる観客に対し、劇場の席に戻るようお知らせする。
打つ【うつ】
公演を興行すること。「芝居を打つ」のように使用される。
裏方【うらかた】
衣装・小道具方・大道具方など、公演を作る際に関わる舞台裏のスタッフ。対義語は「表方」。
エチュード【えちゅーど : Etude】
状況や場面、人物の性格だけを設定し、台本を使わずその場の受け答えを基に出演者が動作やせりふを創作していく芝居。即興劇。
役の理解のため稽古の初期段階で行われることがある。
エピローグ【えぴろーぐ : Epilogue】
脚本の終結部。対義語は、「プロローグ」。
エプロン【えぷろん : Apron Stage】
緞帳よりも客席側にせり出している舞台部分。弓状の形状をしていることが多い。
その形状が洋風前掛けに似ていることからエプロンと呼ばれる。
演出家【えんしゅつか : Director】
脚本を元に表現(演技・舞台美術・照明・音楽など)を総括し、作品をまとめあげる役割。
同じ脚本であっても、その演出家によって出来上がる公演は異なるため、1つの脚本を異なる演出家が演出することは珍しくない。
また、大規模な公演の場合、演出家が公演中に劇場におらず、次公演の稽古場で演出をしている場合もある。
日本の代表的な演出家には、蜷川幸雄・野田秀樹・浅利慶太・宮本亜門などがあげられる。
エントランスホール【えんとらんすほーる】
劇場の正面玄関を入ったところにある広間。パンフレットやグッズの販売が行われていたり、関係者から届く花などの差し入れが飾られていることがある。
大入袋【おおいりぶくろ】
観客が多く入った公演を祝って、公演の主催者や制作が、出演者・スタッフ等に配付する祝儀。
「大入」とかかれた赤と白のぽち袋に、5~100円程度の小銭を入れるのが一般的。
また、「ご縁」とかけて5円玉や500円玉など、5がつく金額を入れることも多い。
発祥は大相撲ではないかという説がある。
オーケストラピット【おーけすとらぴっと : Orchestra Pit】
ミュージカルオペラなどオーケストラが必要な公演で、生演奏のオーケストラが入る舞台と客席の間にあるスペース。
多くの場合可動式で、客席からは見えないよう客席よりも数メートルさげてあり、その中でオーケストラが演奏する。
また、オーケストラが必要ない場合は、客席と同じ高さにし、客席として利用されることもある。
大道具【おおどうぐ】
舞台上にある建物・樹木・岩など、出演者が公演中に手に取らない舞台装置。大道具の製作・運用などを担当する者を大道具方と呼ぶ。
大向うさん【おおむこうさん】
歌舞伎で「待ってました!」「○○屋っ」などと声をかける観客のこと。元来、劇場で舞台から見て正面の後方にある舞台から遠い席を意味する。
「大向うさん」は芝居通とされ、そういった芝居通をも感心させるほどの名演を「大向うを唸らす」と表現する。
大楽【おおらく】
千秋楽の日にある最終公演。
押す【おす】
公演本番時に、予定時刻よりも進行が遅れること。「開演、5分押しです」などど使われる。対義語は、「捲く」。
おはようございます【おはようございます】
出演者やスタッフが交わす代表的なあいさつ。昼夜を問わず、「おはようございます」と挨拶をする。また、帰るときは「お疲れさまでした」と挨拶をする。
オペラ【おぺら : Opera】
演劇と音楽によって構成される舞台芸術。「歌劇」とも呼ばれる。
17世紀初めにイタリアで始まり、モーツァルト・ワーグナーなどの作曲家が多くの作品を残している。
語源は「作品」を意味するラテン語Opusの複数形より。
オペレッタ【おぺれった : Operetta】
エンターテインメント的要素が強く、歌とせりふがある歌劇。
イタリア語で「小さいオペラ」を意味し、小歌劇とも呼ばれる。
有名な作品には、『天国と地獄』『こうもり』などがある。
表方【おもてかた】
興業主や経営に関わる事務、制作・広告宣伝担当などのスタッフ。対義語は「裏方」。
折り込みチラシ【おりこみちらし】
劇場の席に置かれているチラシの束。
出演者の次回公演案内や、同じ劇場で行われる今後の公演チラシなどが、含まれている。
元来、当日パンフレットに折り込まれていたことより、折り込みチラシと呼ばれる。

か行

カーテンコール【かーてんこーる : Curtain Call】
出演者や演出家が舞台上に現れ、観客に挨拶を行うこと。
一連の公演の初日、千秋楽などの節目では出演者が謝辞などを述べる場合もある。
楽屋【がくや : Greenroom】
劇場に備えられた出演者のための控え室。
出演者は、この部屋で着替えやメイクをしたり、自分の出番を待つ。
室内には、メイクのための電球で囲まれた鏡台や全身鏡、出番を確認するために舞台の状況を映すテレビモニターなどが用意されていることが多い。劇場の外部から楽屋に繋がる出入り口を「楽屋口」という。
楽屋祝い【がくやいわい】
公演の時に、出演者をねぎらい励ます目的で贈る贈り物。現金、花、菓子、果物などが一般的。
贈り物にのしをつける場合の表書きは、『御祝』『楽屋御見舞』などで、水引きは白赤の蝶結びを選ぶこと。
カゲコーラス【かげこーらす】
公演中に、舞台に出ていない出演者が複数で、舞台のカゲ(舞台袖)にある音響装置に向かって歌うこと。ミュージカル公演で行われることが多い。
カゲソロ【かげそろ】
公演中に、舞台に出ていない出演者が一人で、舞台のカゲ(舞台袖)にある音響装置に向かって歌うこと。ミュージカル公演で行われることが多い。
滑舌【かつぜつ】
せりふをはっきり発音するための舌や口のなめらかな動き。「あの出演者は、滑舌がいい」などと使われる。滑舌を良くするための練習方法に、「あめんぼ」などの発声練習方法がある。
上手【かみて : Stage Left】
客席から舞台を観て右手側を指す。対義語は、左手側を指す「下手」。
台本には、「○○役、上手から登場」などとかかれることが多い。
消え物【きえもの】
食べ物ややたばこなど、公演中に使われ、再び使用できない小道具のこと。
戯曲【ぎきょく : Drama】
公演のために執筆された脚本や、上演台本の形式で執筆された文学作品。
上演するために必要な動作・舞台装置・演出上の注意(ト書き)などが加えられていることもある。
岸田國士戯曲賞 【きしだくにおぎきょくしょう】
劇作家・岸田國士の遺志を顕彰、株式会社白水社が主催する戯曲賞。日本を代表する戯曲家に与えられる賞。
きっかけ 【きっかけ : Cue】
舞台転換や音響・照明のタイミングなどを指示する合図。英語で「手がかり」を意味する。「○○というせりふをきっかけに、幕をおろす」などと使われる。同義語は「キュー」。
紀伊國屋演劇賞【きのくにやえんげきしょう】
紀伊國屋書店が1966年に創設した演劇賞。他にも、日本の演劇を表彰する賞には、「文化庁芸術祭賞」「読売演劇大賞」「朝日舞台芸術賞」などがある。
客入れ【きゃくいれ】
公演の開場から開演までの間に、観客を劇場内に誘導すること。対義語は、「客出し」。
客演【きゃくえん】
団体に所属する出演者・ダンサーなどが所属団体以外の団体の公演に招かれ外部出演すること。
客出し【きゃくだし】
公演終了後に、観客を劇場外に誘導すること。対義語は、「客入れ」。
脚本【きゃくほん : Script】
上演するために必要なせりふ・動作・舞台装置・演出上の注意などを記したもの。同義語は「台本」。類義語は「戯曲」。
キャパシティ【きゃぱしてぃ : Capacity 】
収容可能観客数のこと。略して、「キャパ」と呼ばれる。「キャパ1000人の劇場で公演をする」などと使われる。
銀橋【ぎんきょう : Pont D'argent】
オーケストラピットと客席の間にある半月状の通路のような舞台。宝塚大劇場、東京宝塚劇場に存在する。
口立て【くちだて】
出演者に台本を渡さずに演出家が口頭でセリフなどを伝える手法。言い回しや感情をダイレクトに伝えられることが特徴。
稽古【けいこ : Rehearsal】
公演の練習を行うこと。1ヶ月半~2ヶ月間行うのが一般的ではあるが、公演によっては半年以上も行うこともある。
ゲネプロ【げねぷろ : General Probe】
本番と同じ条件で行う通し稽古のこと。本番初日の前日に行われることが多い。欧米などでは安い料金で観客を入れてその反応をうかがうことがある。略して、「ゲネ」と呼ばれる。
香盤表【こうばんひょう】
各シーンごとの出演者の出番や全体の進行などを記した表のこと。
「香盤」とは元は線香を立てる台のことで、四角い升に線香を立てるための丸い穴が開いている。
香盤表も四角い升目になっていて、出演シーンに○をつける様子が「香盤」と似ているため、その名がついたといわれている。
柿おとし【こけらおとし】
新築または改築された劇場で初めて行われる興行。
「こけら」とは、材木を削ったときにでる木片のことを指し、新築工事の最後に屋根などについたこけらを払い落とすことより、「柿落とし」といわれるようになった。
「○○劇場の柿落とし公演」などと使用される。
小道具【こどうぐ : Properties】
舞台上にある出演者が公演中に手に取る舞台装置。小道具の製作・運用などを担当する者を小道具方と呼ぶ。
小屋入り【こやいり】
公演をする劇場を実際に使い始めること。 公演を興行する劇場を大小関係なく「小屋」と呼び、その「小屋」に入るため、「小屋入り」といわれる。
コンフェティ【こんふぇてぃ : Confetti】
舞台上で利用される紙吹雪のこと。カンフェティともいう。

さ行

再演【さいえん】
過去に上演したことがある公演を、再び上演すること。
差し入れ【さしいれ】
公演の出演者などをねぎらうために、食べ物などを届けること。
桟敷席【さじきせき】
劇場で、土間に対して左右に一段高く設けた座席。
座付き作家【ざつきさっか】
劇団に専任所属している劇作家・脚本家のこと。
殺陣【さつじん】
刀を使った激しい斬り合いの演技。立ち回り。たて。
サバキ【さばき】
劇場前で、公演当日に余分のチケットを個人が販売すること。チケットを「さばく」ことより。
仕込み【しこみ】
舞台装置や小道具、照明・音響機材を舞台上に設置すること。対義語は「ばらし」。
シチュエーションコメディー【しちゅえーしょんこめでぃー : Situation Comedy】
登場人物の状況(シチュエーション)によって笑わせるコメディーのこと。
下手【しもて : Stage Right】
客席から舞台を観て左手側を指す。対義語は、右手側を指す「上手」。
台本には、「○○役、下手から登場」などとかかれることが多い。
【しゃく】
舞台で利用される長さの単位。1尺は30.3センチメートルに換算される。1尺の10分の1は、1寸(すん)。1寸の10分の1は、1分(ぶ)。
主宰・主宰者【しゅさい・しゅさいしゃ】
劇団や団体を率いている人、リーダー。
正面を切る【しょうめんをきる】
客席に正面を向いて演技をすること。元来は、歌舞伎用語。
初演【しょえん】
ある作品がおおやけの前で初めて上演されることをいう。初演がどのような水準であり、それに対してどういう評価が与えられたかによって、作品そのもの、劇作家、演出家などの評価が決まってしまうことがある。
所作【しょさ : Action】
舞台上での身のこなしや演技。「あの出演者さんは、所作が美しい」などと使われる。
初日【しょにち : Opening Day】
公演期間の最初の日。
新劇【しんげき】
能・狂言・歌舞伎など伝統演劇を旧劇とし、西欧近代演劇を摂取し、リアリズムを主体として明治末期に興った「新しい演劇」。
スタンディングオベーション【すたんでぃんぐおべーしょん : Standing Ovation】
公演が終わった後に、観客が立ち上がって拍手喝采をすること。
スポットライト【すぽっとらいと : Spot Light】
舞台の一点だけを特に明るく照らす照明のこと。「スポット」と略されることもある。演出上強調したい役や物に当てる。客席の後ろなどから舞台の一点を当てる照明をピンスポットライトという。
素読み【すよみ】
出演者が稽古の際に、感情も間も考えずに台本を声に出して読むこと。脚本を理解するために、稽古の初期段階に行われることが多い。
制作【せいさく : Producer】
公演全体の運用と管理を行うこと。もしくはその役割。
具体的な業務は、公演予算立案、会場手配、キャスティング、プロモーション、チケット管理、スケジュール管理など、業務は多岐にわたる。
【せり】
舞台床下から出演者、大道具などを乗せて迫り上げる装置のこと。
千秋楽(千穐楽)【せんしゅうらく】
公演期間中の最終日。語源は、 雅楽の最後に「千秋楽」という曲を演奏する古い風習が転じたという説が一般的。「秋」の字に「火」という文字が入ることを嫌い「千穐楽」という漢字が使われることもある。「楽日」「楽」とも呼ばれる。
ソワレ【そわれ : Soiree】
夜の公演のこと。フランス語で「夜会」を意味する。対義語は「マチネ」。

た行

大根役者【だいこんやくしゃ : Ham Actor】
演技の下手な出演者。語源は、大根を卸して食することより役を降ろされてしまう出演者からとする説や、大根の白い色から「素人(しろうと)」とかけているとする説などがある。
旅公演【たびこうえん】
いわゆるツアー。地方公演のこと。
ダブルキャスト【だぶるきゃすと : Double Cast】
同じ役に2人の出演者を配役し、交代で上演すること。
ダメ出し【だめだし】
演出家が出演者に改善点を指摘すること。稽古期間中だけでなく、公演開始後も行われることもある。
チケットノルマ【ちけっとのるま】
公演の出演者やスタッフが、販売しなければならないチケット枚数のこと。
出演者やスタッフは、公演の興行主から一定数のチケットを買い取り、それをノルマとして観客に販売する。
テクニカルリハーサル(テクリハ)【てくにかるりはーさる(てくりは) : Technical Rehearsal】
舞台転換、照明、音響などのタイミングをあわせる稽古小屋入り後に行われる。さらに略して、「テクリ」と呼ばれることもある。
出ハケ【ではけ】
登場と退場。出が登場で、ハケが退場。出演者が、舞台上で登場場所と退場場所を確認し、全体の流れを把握したり、小道具などが正しい場所に配置されているかを確認することを、「出ハケの確認をする」という。
出待ち【でまち】
劇場の楽屋口で公演を終えた出演者が出てくるのを待つこと。
当日券【とうじつけん : On Door Ticket】
公演当日に会場受付等で売り出される入場チケット。公演により発売される時間が異なるが、30分~1時間前が多い。
通し稽古【とおしげいこ : Run Through】
脚本の始めから終わりまで通して行う稽古。稽古の最終段階で行う。同義語は、「ランスルー」。
ト書き【とがき】
脚本に書かれた、上演するために必要な動作・心情・情景・演出上の注意などのこと。
独白【どくはく : Monologue】
役が心の中で思ってることを観客に知らせるため、相手なしで語ること。同義語は、「モノローグ」。
トニー賞【とにーしょう : Tony Award】
正式にはアントワネット・ペリー賞 (Antoinette Perry Award) と呼ばれる、アメリカン・シアター・ウィング(American Theatre Wing)および全米劇場プロデューサー連盟(League of American Theatres and Producers)により授与される、アメリカ合衆国の演劇及びミュージカルの賞。脚本賞、振付賞、主演男優賞など、合計 27部門で毎年賞が授与される。
ドレスリハーサル(ドレリハ)【どれすりはーさる(どれりは) : Dress Rehearsal】
本番と同じ衣装を着、メイクをして行うリハーサル。早替えなどが必要な公演で行われる。
緞帳 【どんちょう : Curtain】
舞台と観客席を区切る、舞台の一番手前にある幕。

な行

中日【なかび】
公演期間中の真ん中の公演日。
奈落【ならく : Basement Trap Room】
舞台の真下の空間や花道の床下。暗くて深い所に位置するため、仏教における地獄を意味する「奈落」と呼ばれる。

は行

ハコ【はこ】
劇場のこと。劇場としての建物を指す場合は「小屋」、施設としての場所を指す場合は「ハコ」ということが多い。
花道【はなみち : Runway】
舞台下手より4分の1くらいの所から客席下手後方へ伸びた、舞台と同じ高さの通路型舞台のこと。客席下手後方を鳥屋(とや)と呼び、舞台から3割、鳥屋から7割の場所で出演者が演技を行うことが多い。
早替え【はやがえ】
出演者が、衣装を「早く着替えて」舞台に現れる演出方法。公演の進行をスムーズにするために行われ、衣装にマジックテープを利用するなど様々な工夫が凝らされている。同義語は「早替わり」。
ばらし【ばらし】
舞台装置や小道具、照明・音響機材を舞台上から取り除くこと。撤収。対義語は「仕込み」。
フェードアウト【ふぇーどあうと : Fade Out】
舞台照明を徐々に暗くすること。「F・O」と略する。同義語は、「溶暗」。
フェードイン【ふぇーどいん : Fade In】
舞台照明を徐々に明るくすること。「F・I」と略する。同義語は、「溶明」。
舞台監督【ぶたいかんとく : Stage Manager】
演出家の意向を汲み、その伝えたいイメージを具現化するスタッフの調整・指揮・進行管理をする総責任者。
舞台袖【ぶたいそで】
舞台の左右に存在する客席から見えない空間。出演者や舞台装置が待機する場所。
プレビュー【ぷれびゅー : Preview】
初日の前に通常2?3週間の期間を設けておこなう試験公演のこと。
欧米では、公演の完成度を高めるひとつの手法として、プレビューの制度が存在する。プレビュー期間に舞台監督は観客の反応を見ながら演出の細部を調整する。
プロデュース公演【ぷろでゅーすこうえん】
制作者が企画をし、出演者・スタッフを集め、上演する公演。
プロローグ【ぷろろーぐ : Prologue】
公演の導入部のこと。テーマに先立ち、状況の説明等を行う。
プロンプター【ぷろんぷたー : Prompter 】
出演者がせりふや立ち位置、所作を失念した場合に合図を送る役割のスタッフ。略して、「プロンプ」と呼ばれることもある。
本ベル【ほんべる】
開演直前の合図のベル。2ベルと呼ぶ事もある。

ま行

前売券【まえうりけん : Advance Ticket】
公演初日以前に売り出される入場チケットのこと。当日券に比べ、少し割引される場合が多い。
前楽【まえらく】
千秋楽の1日前の夜公演。千秋楽の「前」の公演のため、その名がついた。
捲く【まく】
公演本番時に、予定時刻よりも進行を早くすること。多くの場合、既に予定時刻が押している場合に使用する。「開演時間が5分押しなので、休憩時間は5分捲きでいきます」などど使われる。
対義語は、「押す」。
幕間【まくあい : Intermission】
公演本番時に、一幕終わって、次の幕が開くまでの時間のこと。一般には休憩時間を指す。
マチネ【まちね : Matinee】
昼の公演のこと。マチネ料金は、通常料金より安価に設定されていることが多い。フランス語で「午前中」を意味する。対義語は「ソワレ」。
見得(見栄)【みえ】
歌舞伎用語。役の劇的感情が高まったことを示すため、出演者がその動きを一時静止して、にらむようにポーズをとること。
見切れる【みきれる】
舞台袖で待機をする出演者や舞台装置など、客席から見えてはいけないものが見えてしまうこと。
ミュージカル【みゅーじかる : Musical】
せりふ、歌、踊りを組み合わせた演劇公演。ミュージカル・シアターの略語。コミック・オペラが、第1次大戦後アメリカで独自の発達をとげ、ミュージカルが生まれた。
明転【めいてん】
舞台を明るくしたまま場面転換を行うこと。対義語は、「暗転」。
もぎり【もぎり】
劇場の入り口で、チケットの半券をもぎ取ること。

ら行

ロングラン【ろんぐらん : Long-run】
公演期限を設けずに長期にわたって公演を行うこと。ニューヨークのブロードウェイとロンドンのウエストエンドでは、連続上演回数が数千回を超えるロングラン公演が存在する。世界で最も長い連続上演となっているのは、ロンドンのウエストエンドで上演されている『The Mousetrap』。

わ行

ワークショップ 【わーくしょっぷ : Workshop】
参加者の共同による実験的な舞台づくりの場。ワークショップでは、参加者を舞台経験者に限らず、広く一般に募集することが多い。
新規ユーザー登録(無料)

特集

  • 私のターニングポイント
  • 舞台用語集
  • ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバル