



- 中井:
- 色々な劇団がありますが、新感線は絶対に見て損のない良い役者、個性的な役者が揃っている数少ない劇団の1つ。天下の大泥棒、石川五右衛門を演じる古田新太はもちろん、キャストがあまりにも豪華で、今観ないでいつ観る!というような役者ばかり。けれんみたっぷりのお芝居が観られること間違いなしです。ハードロック好き、歌舞伎好き、チャンバラ好きなら絶対に楽しめるはず。こんなマッチメイクはなかなか観られない!

- 北大路欣也さんを、演出のいのうえひでのりさんがどう演出するかが楽しみ。美しい殺陣が観られるのも期待したいですね。


- 仲村:
- 未体験の人にとって、演劇はなんだか小難しい。先入観だけでなく、演劇畑の僕も実際にそう思う。でもエンターテインメント性に満ちた演劇は、テレビと映画と音楽が束になってもかなわないほど様々な感動を体験できます。この作品は、歌あり、ダンスあり、笑いあり涙あり。加えてイケメン揃い。初めて観るのにこれほど適した舞台はないのでは。日本を代表する演出家・鈴木裕美さんが手がけるのだから間違いなく舞台を満喫できる一本。

- 独創的技巧派・山内圭哉さんのインパクトある演技と、柳家花緑師匠の佇まいに注目したい。


- 鈴木:
- TVではコミカルでペーソスあふれるスーパサブとして活躍する劇団きってのスター・古田新太が、押しも押されもせぬ大スター・北大路欣也をはじめ江口洋介、松雪泰子ら、映像界の人気俳優と手に手をとって、正々堂々と、時には熱く、時には(ずっと?)あほな芝居を繰り広げます。大物ロックスターのライブにも負けない音楽と照明、バカバカしいほど壮大なスケールの物語、ハイテンション&ベタな笑いの連続……アドレナリン出まくりです。

- スペシャルゲストスター・北大路欣也と、劇団のスター・古田新太との邂逅!


- 仲村:
- 演劇をよく観るという人でも、意外とミュージカル未体験者は多い。観たことがなくても、このタイトルは聞いたことがありますよね。日本にいながら、舞台美術や楽曲、作品によっては演出まで、ロンドンやニューヨークと同レベルのものが観られるなんて、とても贅沢なことだと思いませんか。キャストによって好みは分かれるところですが、まずは足を運んでみてください。ナマの演技、歌、迫力は、きっと想像以上ですから。

- パパになったばかりの市村正親さんのエンジニア役と、最近とても輝いて見える新妻聖子さん(個人的にファン)。


- 鈴木:
- 「泣ける作品=いい作品」とは限らない、なんて普段はよく言っておりますが、これには参りました。ごく普通の明るい女性の暮らしに陰を落とす原爆の記憶とそこからの再生の物語。何気ないけれど愛情に満ちた主人公とその父との会話が魅力的で、気が付けばごくごく自然に彼らと共に笑い、涙を流してしまう…そんなお芝居です。終幕には、泣けるどころかほとんど嗚咽しながら、誰か身近な人、特に家族との絆を思うことになるでしょう。

- 同じくこまつ座の感動作「紙屋町さくらホテル」でも、キュートで明るい女の子を好演した栗田桃子がヒロイン役に!


- 中井:
- あの宝塚歌劇団に男性が入団していたことをご存知の方はまだまだ少ないと思いますが、実際に存在したのです。昨年夏の初演のチケットは即ソールドアウト。だからこそ、今回の再演は期待が高まります。様々なキャラクターの男たちが集まり、宝塚の大劇場に立ちたいと、熱く1つになっていく姿。そして、実現することのなかったレビューを舞台上で観せる演出に思わず涙…。東京宝塚劇場前のシアタークリエで上演なので盛り上がるはず。

- 今回は新キャストに山内圭哉、瀬川亮、森本亮治といったキレイどころが増え、レビューシーンに注目。


- 鈴木:
- 小説家としても活躍中の若手劇作家・前田司郎。その、ワンルーム一人暮らしの部屋から世界全体を眺めるような独自の視点や生活感覚、計算高くもゆるい笑いのセンスは、20~30代の社会人にはきっとなじみ深いもののはず。人はなぜ傷つきながらも生き、交流し、死んでいくのか。前田戯曲ならではの死生観、人生の不条理を劇場の闇の中でじっと見つめてみるのも、同時代人として感じることの多い体験になると思います。

- 若手作家&ベテラン演出家のコラボレーションをテーマにした同シリーズの「鳥瞰図」「まほろば」も要チェック!


- 中井:
- 一度は名前を聞いたことがあるであろうロシアの文豪、チェーホフ。この機会に一度、チェーホフの世界に触れ合ってみてはどうでしょう。藤原竜也と鹿賀丈史という2大舞台俳優の顔合わせ、そして一人の男性をめぐり美しい女優がぶつかり合う。この公演の為に、翻訳しなおした新しい感性にも注目です。チラシにある「21世紀最高のかもめ」をぜひ、演出の栗山民也さんに観せてもらいたいと思いますね。

- 日本人離れした雰囲気を持つ麻実れいと、大物演出家と次々仕事をした美波。この美しい2人を観るのが楽しみ。


- 鈴木:
- ロンドンで19年に及ぶロングランを記録し、日本でも6演目で、上川隆也と斎藤晴彦さんの組み合わせは5年ぶり3回目です。なにを観るか迷ったときは、ロングラン作品がいいでしょう。長く支持されてきただけでなく、回数を重ねることに作品は成長していきます。ゴシックホラーと謳われる通り、本当に震えるほど恐いシーンもありますが、文句なしのエンターテインメント作品。観客の想像力に委ねた、劇場ならではの魔法を体験できます。

- 演出家の希望で実現したというロンドン公演。ロングラン続ける歴史ある劇場での日本版の上演。興奮しますね。
取材協力 シアターガイド 演劇集団キャラメルボックス




























